ミャンマーの伝統的な時間を表す単位

「ちょっと待ってね」というときに "ခဏလေးနော်(カナァ レー ノ)" とか"ခဏစောင့်(カナァ サウン)" といいます。

この ခဏ (カナァ)はサンスクリットのkṣaṇa,パーリ語のkhaṇaに由来する語です。これは中国に伝わり剎那 (chànà)となりました。つまりこのခဏ (カナァ)は「刹那(せつな)」のことを指します。

ခဏ (カナァ)は「瞬きを十回するのに要する時間」と定義されています。また他も古代インドで生まれた時間の単位が存在します。以下にそれらの対応表を示します。


瞬きを十回するのに要する時間=1ခဏ=1ခဏ
10ခဏ=1 လယ(ラァ.ヤァ.)=10ခဏ
10လယ=1 ခရာ(カラァ.)=100ခဏ
10ခရာ=1 ပြန်(ピャン↓)=1,000ခဏ
6ပြန်=1 ဗီဇနာ(ビー↓ザナー↓)=6,000 ခဏ
15ဗီဇနာ=1 ပါဒ်(パー↓ダ.)=90,000 ခဏ
4ပါဒ်=1 နာရီ(ナー↓イー↓)=360,000 ခဏ
60နာရီ=1 ရက်(イェッ)=21,600 ,000 ခဏ
30ရက်=1 လ(ラァ.)
12လ=1 နှစ်(ㇷニィッ)

 

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