憲法という言葉
「憲法」のことをミャンマー語で、ဖွဲ့စည်းပုံအခြေခံဥပဒ[pʰwḛ zí bòʊɴ əʧʰèi gàɴ ṵ badèi]といいます。カタカナで表記すると「プウェ ズィー ボウン アチェーガン ウパディー」です。初めて見た方は、発音さえも困難に感じるかもしれません。しかし、ひとつひとつの語に分解していくと、発音したりや記憶したりすることが容易になります。
ဖွဲ့စည်းပုံအခြေခံဥပဒေは、英語の「constitution(憲法)」の訳語であると考えられます。この語の翻訳者は、「con(一緒にまとまって)+statuo(立てる)+tio(こと)」というconstitutionという語の持つ概念をミャンマー語にしたのでしょう。
ドイツでは「憲法」ではなく「Grundgesetz(基本法)」という語が使われています。「အခြေခံဥပဒေ(基本法)」と同じですね。ちなみに日本において、「憲法」という訳語が定着する以前は、「政体」「永世国法」「国憲」「根本律法」…といった言葉が使われていました。
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