東南アジアの言語がサンスクリットではなくパーリ語のからの借用が多いのはなぜか。
質問の要旨
東南アジアの言語がサンスクリットではなくパーリ語のからの借用が多いのはなぜか。
回答
東南アジアで広く信仰されている上座仏教の経典がパーリ語で書かれているからだと思われます。また知識人の多くがパーリ語を学んでいたため,パーリ語からの借用が盛んに行われたのだと考えられます。
パーリ語はサンスクリットがくだけて(やや)単純なものになった言語だと理解していただいて差し支えないと思います。またサンスクリットはパーリ語よりも古く,サンスクリットは文語として,パーリ語は口語として使われたという理解でもいいかもしれません。また上座仏教の経典がパーリ語で書かれていた一方で,大乗仏教の経典はサンスクリットで書かれている傾向にあります。
コメント
コメントを投稿
不明な点や間違っているのではないかと思われる点などがあれば、お気軽にコメントください。感想・質問等もお待ちしております。
また、Twitter上でも受け付けています。
設定を変えることで、ご自身のお名前やメールアドレスを伏せたままコメントすることが可能です。コメントを公開する前に「コメントの投稿者として表示するID」の設定をご確認ください。