「ミャンマーの諺・格言2」

ပညာ‌ရွှေအိုး လူမခိုး pyin-nya shwe o:  lu mə k’o:

(智慧は黄金の壺 誰も盗めない)


ပညာ‌ 知識,智慧,芸術,学問

ရွှေ 黄金,金

အိုး 壺,鍋

လူ 人,人間

~ない(動詞の前に付いて打消しを表す)

ခိုး 盗む

→知識や智慧は,金でできた壺と同じくらい価値のあるもので,誰にも盗まれることはない。

知識の大切さを説くたとえ。

語彙を増やすために
အိုး(壺,鍋)→မြေအိုး(「土」+「鍋」=「土鍋」)
→မြေပဲ (「土」+「豆」=「落花生※1 」)
→ပဲနီ (「豆」+「赤」=「小豆」)
→အနီရောင် (「赤」+「色」=「赤色」) 「အ~ရောင်」で~色,~色のものという意味
→အဖြူရောင် (「白」+「色」=「白色」)
→ရွှေဖြူ (「黄金」+「白」=「プラチナ(白金)」)
→ဆင်ဖြူတော်  (「象」+「白」+「御(尊敬の助辞)」=「白象※2 」)
→ပွဲတော်  (「祭り,祭礼,大会」+「御」=「お祭り」)
→ဘောလုံးပွဲ  (「ボール※3 」+「大会」=「サッカーの試合」)
→ခြင်းလုံး  (「かご,ざる」+「球」=「チンロン※4 」)

※1 ジャガイモは အာလူး(アル―)
※2 白い象は縁起が良いとされている。現5,000チャット紙幣の図案にも使われている。
※3 ဘော←ボール([英]ball)がミャンマー語化したもの。 လုံး は球体のものを表す。
ဘော်လုံး といえば,通常サッカーを指す。 
※4 かご状に編まれた球体を地面に落とさないように,足で蹴り上げ続けるあそび。セパタクローや蹴鞠に似る。ミャンマーの伝統的なあそび。漢字にすると「籠球」となるが,バスケットボールはဘတ်စကက်ဘော (バッスケッボー)である。











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