「ミャンマーの諺・格言23」

 နွားကွဲ ကျားကိုက်( nwá kwé ʧá kaiʔ )
(牛は散らばると虎に噛まれる)

နွား / nwá /
ကွဲ / kwé /散らばる、解散する
ကျား / ʧá /
ကိုက် / kaiʔ /噛む

 牛の群れがバラバラに散らばると、孤立した牛が虎に噛まれてしまう。これと同じように、お互いに協力しないと、敵からひどい目に遭わされることになる。「牛は散らばると虎に噛まれる」は、協力や団結の重要性を説いた諺である。「牛は散らばると虎に連れて行かれる」ともいう。

 昨年の干支である「牛」と今年の干支である「虎」とが登場する諺を紹介しました。「『牛は散らばると虎に噛まれる』というのだから今年一年、みんなで力を合わせていきましょう」と年初の挨拶で言ったところで、真意は伝わるのでしょうか。日本ではともかく、ミャンマーだったら伝わるかもしれません。




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