「ミャンマーの諺・格言22」

ကျားချင်းကိုက်ရာ သမင်လမ်းကူးမှား (ʧáʤʰíɴ kaiʔyà θamìɴ láɴ gú m̥á )
(虎たちが互いに噛みつきあっているところに 鹿が迷い込む)

ကျား / ʧá /
ချင်း / ʧʰíɴ / お互いに
ကိုက် / kaiʔ / 噛む
ရာ / yà / ~しているところ
သမင် / θamìɴ / 鹿
လမ်းကူးမှား / láɴ gú m̥á / 道を間違える、迷う

 「虎たちが互いに噛みつきあっているところに 鹿が迷い込む」という諺は、2頭の虎が互いに噛みつきあっているところに、鹿が迷い込んでしまったときのように、自分とは関係ない他人の争いごとに巻き込まれてしまうこと表している。似た諺に「犬が蛇が住んでいる穴ぐらの匂いを嗅いでしまう」がある。

 物語や諺においてကျား「虎」は、乱暴者や災いの象徴として描かれる一方で、သမင်「鹿」やယုန်「うさぎ」はいつもその被害者となります。



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