「ミャンマーの諺・格言18」

ပင်လယ်ကို ယုန်ငယ်မထောက်နိုင်(ピンレー ゴー ヨウンンゲー  マタウッ ナイン)
(海(の底)に子ウサギは(足が)つかない)  

ပင်လယ်(ピンレー↓)
ကို(コー↓/ゴー↓)~へ,~に
ယုန်ငယ်(ヨウン↓ ンゲー↓)子ウサギ, ငယ် は「幼い」
ထောက်(タウッ)届く,支える,(棒などで)つく
နိုင်(ナイン↓)~することができる

 深い「海(の底)に子ウサギは(足が)つかない」ことと同じように,知恵を持っていない者は,思慮が深く広い知識を持つ人の領域にまでたどり着くことができない。

 ミャンマーの諺や物語の中で「子ウサギ」は,しばしば虎に食べられたり,ライオンにおびえたりします。非力な存在であると同時に,この諺のように無知の象徴として扱われることも多いと感じます。一方で日本のとある白ウサギさんはサメたちをだまして海を渡ることに成功していましたね。それはさておき,足が届かなくては溺れてしまいます。この諺は,知恵なき者は波にさらわれて溺れてしまうということまで示唆しているのではないでしょうか。





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