「ミャンマーの諺・格言28」
他人の豚を代わりに飼育した人は、自分が餌をやり世話をした(他人の)豚が手元にいるにもかかわらず、その豚を売ることも食べることもできなければ、誰かに譲り渡してしまうこともできない。このような状況のことを「持たぬ子豚(自分のものではない子豚)」という。
自分のすぐ身近にある物事であるのに、そのものについて関与する権利を持たないばかりに思い通りにならず、歯痒い思いをするときに、このことわざを引用するものである。
他人が所有する子豚を育てる機会はあまりないと思います。しかしながら私達の身近な物事、ときに自分自身にまつわることであるにもかかわらず、思い通りにならないことというのは案外たくさんあるものです。そうすると、私達は「自分のものではない子豚」をたくさん飼育しているのかもしれません。
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