ミャンマーの諺・格言36

မြေကြီးက ရွှေသီးသည်( myèi ʤí ga̰ sw̥èi ðí ðì )
(土地は黄金の果実である)  

မြေကြီး / myèi ʤí /土地、大地、土壌
က / ga̰ /~は
ရွှေသီး / sw̥èi ðí /黄金の果実
သည် / ðì /~である

 丹精込めて土地を耕すと、たくさんの収穫が得られ、お金を手に入れることができる。お金を手に入れると、黄金を得ることができる。
 したがって、「土地は黄金の果実である」とは、“手塩にかけて作物を育てなさい”ということを勧めることわざである。

 ミャンマーは、歴史的に人口密度が低く、土地よりもそれを耕す人手の方が重要でした。現在のミャンマーには、日本のおよそ二倍の国土に日本の人口の半分くらいの人が住んでいます。日本の人口密度が異常に高いともいえますが、ともかくミャンマーでは土地だけでは価値をなさず、「丹精込めて土地を耕す」ことこそが大切だったのではないでしょうか。そのような地理的・歴史的背景をも感じさせることわざです。



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