ミャンマーの諺・格言37

စိုသောလက် မခြောက်စေနှင့်( sò ðɔ́ ma̰ ʧʰaʊʔ zèi n̥ḭɴ )
(濡れた手は乾燥させるな)  

စိုသော / sò ðɔ́ /濡れた(သော は、သည့်、တဲ့と同じ)
လက် / leʔ /
မ ~ နှင့်/ ma̰ n̥ḭɴ /မ ~ နဲ့ と同じ「~してはならない(禁止)」
ခြောက် / ʧʰaʊʔ /乾く、乾燥する
စေ / sèi (zèi) /~させる

 親しい友人たちとの友情を壊さないように努力するべきだということを意味する諺。

 「親切な友人」のことを လက်စောင့် / leʔ saʊ̰ɴ /(「手の見張り」という意味、「プレゼント」ではないですよ) 、「信頼できる人」のことを လက်ရင်းလူ /leʔ yíɴ lù /(「手が近い人」の意味)といいます。またミャンマーの伝統的な結婚式では、新郎新婦が参列者の前で互いに手を重ねる儀式が行われます。これは、လက်ထပ် /leʔ tʰaʔ/ と呼ばれ、そのまま「結婚する」という動詞でもあります。やはり人と人とを結びつけるのは「手」であるのかもしれません。それを乾かさないようにすることが大切だと、この諺は私たちに語りかけます。



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